毒性元素っちの毒舌人生相談室!

毒を吐きまくる毒性元素っちがお前達の悩みを解決してやるぜ!

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人の死について元素っちさんはどう考えますか?

最近、親が亡くなりました。
とても寂しいです。

なぜ、生物は死ぬのでしょうか?
元素っちさんは人の生き死にに対して科学的にはどう考えていますか?

 

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カドミウムっち「人の生き死にか。
人に限らず、生物はいまのところ、すべて死ぬ。」

 

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ヒ素っち「俺を使われて殺されたやつも数知れずだ。」


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カドミウムっち「そうだな、生物がどうして不老不死でないのかはな、前も話した通り、地球上で多くの環境変化が起こり、その都度対応できる体が必要だった。
そのためにウィルスのように必死で微妙に形を変えながら分裂して生き残ろうとした。
多細胞生物に進化しても、環境変化に耐えうる変化を遂げねばならん。そのために、オスとメスを作り、互いの遺伝子を併せ持った新しい個体を作るという方法を編み出した。
そして、多くの多様性を持った子孫が残せるように、体自体が歳をとるというリスクを与え、一つの個体のみの遺伝子が残らないようにしたのだと考えてる。
全く持って合理的なシステムだ。」

 

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臭素っち「地球上の生物は、そうやって子孫を残してすこしでも種が生き残り、環境変動に耐えられる方法を選んだんだ。
もしかしたら、環境変化がほとんどないような星だと、寿命がないように進化した究極生物がいるかもしれんな。


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ヒ素っち「そうだな。
環境変化が少なく、周囲に敵となる生物がいなければ、寿命を持つ必然性はないもんな。」


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カドミウムっち「お前、今回は親を亡くして残念だろうが、将来は寿命がないように進化するかもしれんし、もしかしたら、そういう生物と出会えるかもしれん。」


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ヒ素っち「それとな、お前の親の体を構成していた元素っちは不滅だ。
タンパク質は分解されても、それを構成する炭素っちや酸素っち、水素っちなどは、永久に残るのだよ。
そう考えれば、お前は常に親と一緒に生きているのだ。
寂しくなんかなくなったか?」


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カドミウムっち「なんか、最近俺達、毒を吐いてない気がするな。」

 

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臭素っち「いいんじゃないか?毒かどうかなんて、生物の体の反応次第。

俺たちは何も変わらないのさ。」