毒性元素っちの毒舌人生相談室!

毒を吐きまくる毒性元素っちがお前達の悩みを解決してやるぜ!

毒を吐きまくるので、心臓の悪いやつは、 元素っちの公式ブログへ飛んでくれ。

会社で同僚に議論で勝ちたいです。

こんばんは、初質問です。
私は会社員です。
悔しいです。
私は滅法議論に弱く、相手のちょっと切れ気味な態度にすぐにびびってしまい、全く反論ができずに終わります。
この前も、いろいろと理論武装をした提案をみんなの前で発表しましたが、同僚に反対され、ガンバって反論をしましたが、次の相手の一押しに全く言い返せず、論破され、提案は反故にされました。
議論に勝ちたいです。

f:id:Little_Elements:20150207230645p:plain
カドミウムっち「また仕事の悩みか・・・多いな。

ところで、なぜ、お前達は勝負に勝ちたいのだ?
勝たないと生きていけないわけじゃない。負けたってちゃんと会社から給料もらって生きていけるんだろう?」
f:id:Little_Elements:20150207230730p:plain
ヒ素っち「メンツってやつだな。
まあ、俺は嫌いじゃないぜ。」
f:id:Little_Elements:20150207230737p:plain
臭素っち「なんか、この哀れな負け犬に協力してあげたくなってくるな。」
f:id:Little_Elements:20150207230645p:plain
カドミウムっち「いいや、俺も少し情に流されかけたが、俺達は毒性だ。
それを忘れてはいけない。」
f:id:Little_Elements:20150207230737p:plain
臭素っち「そうだな。負け犬に厳しいのが自然界の掟だ。」
f:id:Little_Elements:20150207230645p:plain
カドミウムっち「お前な、議論に弱いって自覚してるのに、どうして弱いもので勝負しようとするんだ?
人には向き不向きっていうものがある。

別に議論は他人に任せて、お前は得意な提案をすればいいじゃないか。

だが、もし、その苦手なもので勝負しなければいけない状況なら、味方を増やしてから会議に臨め。
味方を増やすことは、弱い奴が強い奴に勝つ唯一の手段だぜ。」
f:id:Little_Elements:20150207230737p:plain
臭素っち「察するに、批判してきたお前の同僚という奴は、敵が多いんじゃないか?
もし、相手が優秀な人間なら、相手を気遣かって論破はしないものだ。
論破は周囲の反感も買ってしまうからな。
お前はそこに付け込め。

被害者ヅラをせず、お前の上司、他の同僚に誠意を見せ、事前に提案するアイデアの何が足りないのかを質問し、どうしても実現したいのだということを伝えて協力を仰げ。
もし、批判してきた奴がそんなに悪い奴じゃないなら、そいつにも相談しろ。
人は自分が頼られるとつい調子に乗るものだ。
f:id:Little_Elements:20150207230645p:plain
カドミウムっち「そうだな。お前は議論に勝ちたいと言っているが、相手を論破し、追い詰めてもろくなことはない。議論の目的は、相手に納得してもらい、自分の要望を通すことだ。
議論に勝つとは、その目的への手段にすぎない。
手段は一つとは限らないんだぜ?
事前のネゴで周囲の了解をとっておけば、目的達成へ大きく近づく。
たとえ、一部反対者がでても、お前の代わりに反論してくれるかもしれない。
とくに、その会議のキーマンへの事前ネゴは忘れずにな。」
f:id:Little_Elements:20150207230730p:plain
ヒ素っち「あとはな、実は負け続けるキャラを作るって方法も有るんだぜ。
なぜかな、人は負け続けてる人に同情してしまうものだ。 
特にお前達日本人はその傾向が強い。
お前は議論が苦手ってとこらしいが、議論はできないけど、提案なら得意!ってキャラを作り上げてしまうのだ。
負けても負けても提案を続ける。それで、同情を誘い、自然と味方を増やしてしまうのだ。」

f:id:Little_Elements:20150207230737p:plain
臭素っち「でも、こいつ、メンツ潰されて悔しいっぽいぞ。負け続けることに堪えられるのかね?」
f:id:Little_Elements:20150207230730p:plain
ヒ素っち「メンツねえ。お前、韓信の股くぐりって故事知ってるか?」
f:id:Little_Elements:20150207230737p:plain
臭素っち「でた、ヒ素っちの歴史講座!」
f:id:Little_Elements:20150207230730p:plain
ヒ素っち「俺は人間との付き合いが長いからな。
韓信とは、漢という400年も続く国を立ち上げるのにものすごく貢献した大将軍だ。
国士無双という言葉もこいつを指してんだ。
こいつはな、若い頃、村のいじめっ子にやられて、跪いてそいつの股をくぐるという屈辱を味わったんだ。
こいつ、倒そうと思えば、いじめっ子をやっつけられたんだ。
でも、やらなかった。
なんでだと思う?」

 f:id:Little_Elements:20150207230737p:plain

臭素っち「やっつけられるのにやっつけないのか?変なヤツ。」

f:id:Little_Elements:20150207230645p:plain
カドミウムっち「わかった、ショボイやつをやっつけても、メリットがないからだ!」
f:id:Little_Elements:20150207230730p:plain
ヒ素っち「その通り。
今の屈辱を耐えず、いじめっ子達をやっつけたところでますます敵が増えることもある。
将来大きくなるために、今の屈辱に耐えたんだ。
だからな、お前、今のメンツなんて捨てさったって構わないんだぜ。メンツを立てて敵を増やすよりは、メンツを捨てて同情を誘った方がいい場合も山ほどある。

韓信ほどの手柄を立てるのはお前には無理だろうがな。

だが、繰り返すが、議論の目的は、相手に納得してもらい、自分の要望を通すことだ。それさえできれば他のことは小さなことだ。」
f:id:Little_Elements:20150207230645p:plain
カドミウムっち「なるほど、今回は、

・味方を増やせ

・負け続けるキャラになってみろ

と二つのアドバイスがでたわけだな。
お前ら、なんだかんだ言って負け犬に優しいんだな。」

f:id:Little_Elements:20150207230730p:plain
ヒ素っち「そ、そんなことはない!」